世界三大料理『中国料理』編
こんにちは
もとじまです。
今回は三大料理の第2弾『中国料理』を
説明していこうと思います。
中国料理とは
寒さから生まれた、辛い料理
中国のなかでも寒い地域では、
寒さに負けない工夫がされた料理が
伝統的に食べられてきました。
唐辛子を使って身体を温めたり、
肉料理で脂肪を身体にため込むようにしたり、
地域ごとの寒さへの対処療法的な
食養生が見てとれます。
中国料理は多過ぎるので
代表的な4つの料理を紹介します。
1.北京料理
中国北部にある北京を中心としたエリアは、
冬の厳しい寒さが特徴です。
寒さに打ち勝つ体力を養うために、
ガッツリ系の肉料理が多くあります。
北京ダックは、
こんがり焼いたあひるの皮を
こってり甘い味噌と一緒に食べる料理です。
ほかに、青椒肉絲、肉まん、
羊肉を使った料理など、
良質なタンパク質を摂れる料理が豊富にあります。
2.四川料理
冬の寒さと夏の暑さ、湿度が特徴的な
盆地に位置する四川地方。
特に高い湿度は身体を疲れさせ、食欲を奪うほど。
冬は身体を温め、
夏は食欲を促進させる料理が特徴的です。
そこで、辛くてしびれるような
麻婆豆腐が生まれました。
唐辛子の辛さと山椒のしびれるような味で
食欲を増進させると同時に、
発汗作用で体温を調節してくれます。
ほかに、エビのチリソース、
味の濃い調味料を使った料理が多いのも特徴です。
豊富な食材に育まれた料理
中国大陸の南東に位置する地域では、
山海の珍味に恵まれるため食材も豊富。
それらの素材の味を生かす薄い味つけが
多いのも納得です。
多くの料理を少しずつ楽しめる
飲茶スタイルの食事も、
この地方の料理になります。
3.上海料理
海に面しているので、
海産物を使った料理が多いのが特徴です。
比較的さっぱりとした味付けで、
しょうゆの産地でもあるため、
あんかけ料理も代表的なものです。
海鮮のたっぷり入ったあんをおこげに
かけていただく料理は、
上海に近い無錫市の伝統料理。
ほかにも、中国酒をかけて蒸しただけの
上海ガニ、しょうゆ味の豚の角煮などがあります。
4,広東料理
温暖な地域なので、野菜やフルーツも豊富です。
パイナップル入りの酢豚や、あんかけカニ玉など、甘酸っぱい味が多いのも特徴的。
フカヒレやアワビ、ツバメの巣のような
高級食材を使った料理も広東名物です。
オイスターソースやアワビソースなど、
リッチな調味料も使われます。
中国料理の文化を知ることで
寒い地方は"味の濃いもの、辛いもの"
暖かい地方は"素材の味を生かした薄味"
が好まれてることが分かりましたよね。
日本も関西料理は薄味で
関東料理は味が濃いのが特徴的かなと思いました。
料理を意識して考えながら食べることによって
色々な発見が出来ます。
"どういう意図でこの料理が作られたんだろう"とか
考えながら食べると楽しいですよ。
逆に考えながら食べないと
料理に関心がだんだん薄れていって
ただ、食べるだけの料理になるので
楽しみながら食事する事は無くなると思います。
そうならない為にも
中国料理を知ってみるのもいいと思います。
また、麻婆豆腐など家庭で作られるもの多いので
自分が作るときにも役立たと思いますよ。
読んでいただきありがとうございました。